彗星のてんぷら

あげたての星からはイマージュの匂いがする

2023-01-01から1年間の記事一覧

ドストエフスキーオタク、韓国のイワン・カラマーゾフに会いに行く

今年も残すところあと二週間あまりとなりましたが、「まだ2023年のターンは終わっていないぜ!」と山積みのやりたいことを消化中のかかり真魚です。楽しみにしている#ぽっぽアドベント2023 の開催、本当におめでとうございます! 主催のはとさんのご尽力と…

保守的な人間がとんでもなく破天荒な人間を思いがけず好きになってしまって自分でもどうしたらいいか分からないくらいめちゃくちゃになっている歌で学ぶ韓国語中級文法

業者のお兄さんが部屋のエアコンをピカピカにしてくれているあいだ、部屋の隅でミュージカル『レッドブック』の一曲を翻訳し直していたらすごくよかった&中級文法目白押しだったので、自分のためにまとめる記事です。 ブラウンという真面目で形式ばった保守…

韓国ミュ『ブラザーズカラマーゾフ』より「発作」翻訳

youtu.be 「発作」 スメルジャコフ役/박준휘 こうやって老いた猫を殺したりした子猫を裂いて連れて歩いたりしてた人びとの罪を眺めるとき しあわせなんだ神さまのすべての被造物をあいしている小さい子供たちをあいしている子猫たちもあいしている自分自身…

初夏の渡韓日記(三日目~五日目)

・病的な興奮から明けて、渡韓三日目の朝。午後九時頃に目覚めたが、明け方午前三時までうめき声を上げホテルの室内をうろつきながら一心不乱にミュージカル観劇の感想をポメラに打ち込んでいたとは思えない爽快さである。旅先で迎える朝っていいよね。 ・本…

初夏の渡韓日記(二日目)

さあ、渡韓二日目。今日はついに待ちに待った『ブラザーズカラマーゾフ』の初観劇日である。たっぷりと睡眠を取り、当然目覚めは最高~と言いたいところであったが、起きた瞬間から過度の緊張感が全身を走っており、なんとなく尋常でなかった。なんだか感覚…

初夏の渡韓日記(1日目 ~明洞編~)

北村韓屋村の美しい町並みだが、不穏な韓国ドラマを観すぎてるので、坂の上から黒塗りの車が今にも走ってきそうと思ってしまう。 韓国でミュージカル『ブラザーズ・カラマーゾフ』が行われているのを知ってから約一年半あまり、遂にやって来た再演の知らせに…

韓国ミュージカル『ブラザーズカラマーゾフ』感想四連単

今回『ブラザーズカラマーゾフ』が公演されたYES24劇場の入口。韓国のブロードウェイともいうべき大学路には、こういう劇場が町中に溢れていて年中多くの作品が上映されている。 日本という小さな島国で密やかに生活するドストエフスキーオタクのわたし、か…

「ローレライの丘の女たち」和訳歌詞

予習として韓国ミュージカル『レッドブック』の歌詞を翻訳したものから「ローレライの丘の女たち」を投稿してみます。 十八世紀イギリス、官能小説家としての第一歩を踏み出したアンナは、女たちの文学サークル「ローレライの丘」を訪れます。 この曲はそこ…

韓国旅行2日目&3日目

韓国旅行一日目の記事はこちら kakari01.hatenablog.com 韓国旅行二日目(12月30日) ・「韓国一人旅、結構いけるな……」という謎の自信感と共に就寝し、明けた二日目。二日目は景福宮見学、仁寺洞でショッピング、そして江南方面にてミュージカルJCS観劇とい…

韓国旅行1日目

12月28日 ・仕事が終わり、帰宅。前日に大体荷物は詰め終わっているので、さしてやることがない。度胸試しに、韓国人と通話できてめちゃ勉強になると噂の通話アプリ「マウム」で電話を掛けてみる。七分半通話無料で、プロフィールから合いそうな相手をアプリ…

韓国ミュージカル『女神さまが見ている』雑感

2022年、年の暮れ。大好きな韓国版ミュージカル『女神様が見ている』(通称:よぼしょ)を観に韓国に行って来たので、忘れないうちに作品感想を書いておこうかなと言う記事です。ちなみに旅行記ではない……旅行記はまた別で書けたら良いなと思うけど、莫大な…